40代主婦に合う働き方

40代主婦の働き方の選択肢
自分にあった働き方を選ぶために、

まずは就業形態を理解しておきましょう。

家庭との両立がとれた働き方をより選べるようになり、

仕事探しがより効率よくなります。

基本的な5つの就業形態を紹介するので、自分のライフスタイルと照らしながら検討してみてください。

 

パート(アルバイト)
パートあるいはアルバイトは、正社員などのフルタイム労働者とは異なり、自分が希望する曜日や勤務時間で働く就業形態です。給与は働いた時間数に対して支払われる時給制になっています。 自分が働ける曜日や時間帯を事前に申告し、その中で勤務するので家庭を優先した働き方ができます。職場によっては、週や月単位でシフトを申告して勤務スケジュールを組むところもあるので、イレギュラーな予定があっても融通がききやすいでしょう。

派遣社員
人材派遣会社と契約を結び、紹介された勤務先に派遣されて働く就業形態です。勤務先の会社と雇用契約を結ぶわけではなく、契約期間中に勤務先で働きます。また、給料の他に、福利厚生や社会保険が用意されているのも派遣社員のメリットです。 業務は主にオフィスワークなどの座り仕事が一般的なので、体力的な自信がない人に向いています。勤務日は派遣先の企業に合わせるため、休日・祝日は休みになるケースが多いです。

契約社員
雇用する企業と直接契約を結んで、決められた契約期間内で働く勤務形態です。契約期間は一般的に一年間のところが多く、満了すると更新か終了のいずれかになります。 勤務時間や場所だけでなく、これまで自分が培ってきたスキルを活かした職種選びもすることができるので、勤務時間だけでなく仕事内容にやりがいや充実感を得られる仕事も見つけられるでしょう。

正社員
雇用期間を定めることなく、企業に雇われて働く就業形態です。給料、福利厚生、社会保険だけでなく、昇給やボーナス、有休など、同じ会社で長く勤務する社員にとってメリットの多い制度が整えられている企業も多くあります。 社員は8時間のフルタイム勤務が一般的ですが、会社によっては時短勤務を採用しているところもあります。保育園のお迎えなど、家庭の事情で早い時間に退社しなければならない主婦にとって、時短勤務はありがたい制度といえるでしょう。

業務委託
業務委託とは、企業に雇用された労働者として働くのではなく、企業と対等な関係で業務を遂行する就業形態です。フリーランスとして働く方々の多くが、業務委託で仕事をしています。報酬は業務に対して支払われるため、専門的な内容であればあるほど高額になりやすいです。 契約に沿って業務を完遂させればよいので、仕事内容によっては出社せず在宅で好きな時間に業務を行うことが認められることも珍しくありません。自己裁量で遂行しなければならないため、責任ややりがいの大きさを実感することができるでしょう。

40代主婦が働き方や仕事を選ぶ際のポイント
自分にとって理想的な働き方を実現するために、

「どう働きたいか」「何ができるか」など、自分が求めるものや能力を洗い出すことで、

よりマッチした働き方ができる仕事を見つけることができます。

そのために必要な4つのポイントをお伝えしますので、参考にしてみてください。

働ける時間
1週間にどのくらいの日数・時間を働けるかで選べる働き方が変わります。短時間しか働けない場合、フルタイムを前提とした働き方は難しいので、パートやアルバイトなど、時間が短くても採用される勤務形態がベストです。 また、仕事の開始・終業時間も柔軟に調整できる働き方が望ましいです。子どもの病気など、家庭のイレギュラーな事態にも臨機応変に対応できる職場だと安心して働けるでしょう。

勤務場所
子どもがいる場合、急病など突発的な事態に対応できるように職場が自宅に近いと安心です。パート勤務は求人数が多い傾向があり、自宅周辺で働ける場所を見つけやすいです。 もし保育施設に子どもを預けられない場合は、在宅勤務できる仕事を探すとよいでしょう。近頃は勤務形態問わず、在宅勤務の求人が増えてきています。

給与(時給)
どのくらいの収入を得たいかで適した働き方・仕事が変わります。子どもの教育費や老後の蓄えなどを用意する目的であれば、毎月どれくらいの収入があれば十分か試算するとよいでしょう。 できるだけ多くお金を稼ぎたい人は時給が高めの仕事が望ましいですが、一定以上の収入を得ると配偶者控除の適用を受けられなくなる点に注意が必要です。

仕事内容
経験不問の仕事なら特定のスキルや知識を求められにくいため、すぐに働くことができるでしょう。離職のブランクや転職経験が多くても、不利になることなく雇用されます。 スキルや専門性がなくとも、働く意欲やコミュニケーション能力など、経験以外の面を評価される傾向があるので、努力次第でキャリアアップを実現することも難しくありません

40代主婦におすすめの仕事
家庭との両立を実現する働き方を求める40代主婦にとって、勤務時間の融通は重要です。しかし、せっかく働くのであれば、楽しくやりがいをもてるような仕事を選びたいものですよね。 ここで紹介する4つの仕事は、家庭と仕事のバランスを求める40代主婦の方々に向いている仕事です。自分の理想の働き方をイメージしながら、ぜひご検討ください。

コンビニ
【仕事内容】
コンビニの商品を販売、陳列などをする仕事です。24時間営業のお店も多いので、自分の都合のいい時間帯を選んで働くことができます。主な仕事内容は次のとおりです。

レジ会計
商品の陳列、品出し
発注業務
店内の掃除
スナック類の調理
【やりがい】
販売業務は接客というサービススタッフとしての役割もあるため、ただ単に商品とお金のやりとりをすればいいというわけではありません。お客様からの「ありがとう」や「今日も行ってきます」などの挨拶やコミュニケーションを通じて、人との交流を楽しむこともできます。 また。発注業務を任せられるようになると、自分なりに考えて商品の仕入れを調整できるようになることも大きなやりがいです。売れ筋の商品は多めに発注した方がよいなど、自主的に考えることによって仕事への責任感が増してきます。

【向いている人】
お客様とのやりとりが必須になるので、人とコミュニケーションをとることが好きな人に向いています。
勤務中は他にも掃除や商品管理などの他の仕事もやらなければならないので、臨機応変な対応できる力が求められます。

保育士
【仕事内容】
保育施設で園児の世話をします。また、日々の保育にかかわる業務を職員で連携してこなさなければなりません。保育士資格がなくても、保育補助という形で働くことができます。主な仕事内容は以下のとおりです。

園児の保育
保護者対応
保育室の飾り付けの作成
保育カリキュラムの作成
行事準備
職員会議
【やりがい】
子どもたちの成長を目の前で感じることが、保育士の醍醐味といえるでしょう。赤ちゃんが歩けるようになったり、苦手な食べ物を口にできるようになったりなど、日々成長の瞬間に立ち会うことができます。
また、職員同士で協力し合って行事の準備や運営をすることで、連帯感ある取組みを経験できるでしょう。

【向いている人】
子どもたちの保育が主な業務となるので、子どもの世話をすることが好きな人にとっては天職です。
また、子どもたちの成長にあわせて、保育士も臨機応変に対応することが求められます。子どもたちと一緒に保育士も成長していくことができるので、日々成長していきたい気持ちをもっている人にぴったりの仕事です。

販売スタッフ
【仕事内容】
スーパーや量販店などでの販売業務を主とする仕事です。会計だけでなく、お客様対応や在庫管理など業務は多岐に渡ります。具体的な仕事内容は次のとおりになります。

レジ会計
接客、フロア案内
商品の品出し
在庫管理
商品レイアウト、展示
【やりがい】
お客様とコミュニケーションをとりながら、おすすめの商品を提案する楽しさを味わうことができます。
どうすれば商品が売れるか、展示やレイアウトも考えることができ、販売に関わるセンスや知識が身についていきます。
経験を積めば在庫管理など店舗の運営に携わる業務を任されるようになるので、マネージャー目線で働けるようになります。

【向いている人】
人とコミュニケーションをとることが好きなだけでなく、相手の立場で必要なものを提案できる人が向いています。
勤務歴が長くなると、接客だけでなく展示や在庫管理など、店舗運営に欠かせないマネジメント業務に関わることにもなるので、幅広い業務を経験したい意欲があるほどやりがいを感じられるでしょう。

飲食スタッフ
【仕事内容】
飲食スタッフはホールとキッチンの2種類の働き方があります。ホールは接客がメイン、キッチンは調理がメインです。それぞれの具体的な業務内容は次のとおりです。

-ホールスタッフ

接客
レジ会計
来客、予約対応
注文受付
電話、メール対応
在庫、備品管理
発注業務
ホール清掃
-キッチンスタッフ

下ごしらえ
食器の準備
調理補助
キッチン清掃
食器や調理器具の洗浄
【やりがい】
ホールスタッフは丁寧な接客対応が求められるため、高度なコミュニケーションスキルが身についていきます。勤続していけば、お客様の要望を的確かつ迅速に対応できるようになり、新人教育を任せられる立場にキャリアアップすることもできるでしょう。また、直接お客様からの「ありがとう」の声を聞けることも、大きなやりがいに違いありません。
キッチンスタッフのやりがいは、なんといっても自分が提供した料理をお客様に食べてもらい「美味しい」と言ってもらえることです。「もっと美味しい料理を作れるようになりたい」と思う気持ちになり、プロとしての意識が芽生えるだけでなく、自宅での料理づくりも楽しめるようになってくるかもしれません。

【向いている人】
ホールもキッチンも共通していえるのは、人に喜んでもらうことに幸せを感じる人です。自分が提供する料理やサービスでお客様を喜ばせたいという気持ちがあればあるほど、仕事が楽しめます。
また、飲食スタッフは段取り力も要求されます。よりスピーディかつ質のいいものを提供できるようになればどうしたらいいかと意欲的で成長志向が高い人にうってつけの仕事といえるでしょう。

家庭と仕事のバランスがとれる働き方で充実した生活を送ろう
40代主婦は仕事と家庭の両立に悩みを抱えやすいです。仕事を選ぶ条件が、家庭を優先したものであっても自分自身が楽しく、やりがいをもって取り組める仕事を選ぶことも、働くうえで大切なポイントになります。
就業形態や収入だけでなく、職場の雰囲気など理想の条件は人それぞれです。自分なりの優先順位をつけたうえで、「やってみたい」と思える仕事を見つけられるといいですよね。